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十島村ブロードバンド化計画

十島村ブロードバンド化計画の案を上げていこうと思う。
十島村

現在、島にはISDN程度しか高速回線はないとのこと。
そしてUターンIターンを望んでいている人がブロードバンドが必須だということ。
予算は限りなく少ない。そこで、まず、可能な限り低価格でブロードバンドをどうやって引くのか?を
考え、そして島が発展する方法も合わせてトータルで考える。

まず、始めに思ったのは海底ケーブルで光ケーブルを引けないか?と思った。
計算すると屋久島から引いても30億円くらいかかる。
島民1人あたり500万円の負担だ。
まあ税金投入しても費用対効果が疑問視されるわけだ。これは無理だな。

つぎに考えたのは屋久島<−>奄美大島間の通信の中継基地となる作戦だ。
ミリ波とかの中継で、中の諏訪之瀬島に中継の鉄塔を立て
屋久島と奄美大島の通信の橋渡しをする。その回線を拝借して
島のブロードバンド環境にするというモデルだ。
しかし、距離が遠すぎる。短波のSSBくらいなら200kmくらい飛ぶかもしれないが
屋久島<−>諏訪之瀬島間は google earth で見たが100km強だ。
諏訪之瀬島 <−>奄美大島も200km弱。とても届かない。
map.JPG
幸い諏訪之瀬島 は活火山の活動で人が少ないため巨大な鉄塔を建ててもいける気がしたが
ちょっと距離が遠すぎた。でもミリ波中継局の案も捨てたものではない。
そのくらいの中継技術ができたら確実にブロードバンド化する。
しかも奄美大島、屋久島のために中継をするので費用は奄美大島、屋久島が負担する。
費用負担は少ない+ミリ波中継なら設備もそんなにお金がかからない。

次に衛星を使ったインターネット。
衛星からデータ通信を行う。しかし現在サービスしている会社を見つけることは出来なかった。
電話線がのぼりになり、衛星が下り回線になる。
どうしても技術的に遅くなる。
またコストも結構かかるだろう。なのでボツ。

そして大本命。十島村のブロードバンド化を激安でしかも大容量で引く方法。
それはPLC、電力線インターネットである。
おそらく島の発電は自家発電だろう。ネットとは無関係である。
電力線インターネットということで島にはすでにLAN配線がされている状態であり
あとは一番近い電力会社(おそらく屋久島)から海底ケーブルで電力を引くのである。
電力供給が目的ではないので細くていいし、海底ケーブルの長さも100kmちょっとで済む。
コストは安く済むのだ。200MBPSの速度が電線1本で手に入る。

しかもPLCは始まったばかりである。PLC実験場には最適なフィールドである。
そう、PLCを実験するには都会では無理だ。ノイズが多いし距離により減衰も顕著だ。
PLC遅いじゃん、って話になってはPLCのイメージは落ちる。
そこで、離島だ。ノイズは皆無、しかも距離が稼げる。
100km超の通信に成功しました!となればPLCは中国、アメリカを狙える市場になる。
さらに島を結べば海底ケーブルの開発にも協力できる。
PLCに参加している大企業は電力会社に松下など、一流企業である。

実験フィールドを無料で貸し出しますからテスト機器は置いていっていいですよ、とすれば
無料でブロードバンド化だ。企業のCSRに貢献し、離島を救ったとなれば、PLC参加企業のイメージUPに貢献できる。
まさにWIN−WINだ。島は1円の負担もなくブロードバンドを手に入れられる。
費用は企業が出すので、離島ODAのような感じになるのかな?
実験が終わると離島はブロードバンドを手に入れたことになる。
そしてPLC参加企業はPLC技術を手にし、世界に売れるのだ。

ブロードバンド化されたら島にはオンライン医療や通信教育などなんでもやればいい。
アイデアはブロードバンド化された島でどうやってネットを使うか?ではなく
どうやってブロードバンドを引くのか?を求めていると思う。
PLC実験フィールドの提供、これが私の提案するアイデアである。
まずは村長がPLCの団体に請願書を送るところから始めればいい。
その事実を新聞社に取材させ記事にして情に訴える。

さて、次に島の観光だ。
島の人口はこれからも減るだろう。そして介護などブロードバンドでは解決できない問題もある。
そこで、、、無人島を貸し出すビジネスを村全体でやることにする。
資本の集中と選択である。
概略をいうと、人口100人以下の島は他の島で移住を強制する。
100人以上の島に資源を集中させるのだ。
事実上、移住を強制でいいと思う。
平成18年10月末現在の人口です。
 <各島の人口>
 口之島 123名
 中之島 157名
 平 島  78名
 諏訪之瀬島 61名
 悪石島 77名
 小宝島 49名
 宝島  127名
 合計  672名
ということは、、、
 口之島  中之島  宝島 にのみ、投資を行う。
サービスが受けたければこの島に移住してくれ、ということだ。
もちろん、居残ってもかまわないがサービスは保証できない。
救う島、財政が回復するまで投資しない島、をはっきり決める。
原資を効果的に使うための手段である。
無事、3島にほとんどの住民が移住したら
無人島になった島を貸し出す。
「無人島を1ヶ月単位でレンタルする」わけだ。
村の産業になる。無人島で過疎をマイナスに考えるのではなく、過疎を売りにするのである。
外貨獲得(島にとっての外貨という意味)のチャンスである。
宿泊客は年に何人くるかわからないが、それ以上の外貨は確実に入ってくると思う。
携帯のつながらない、連絡の取れない、誰もいない場所、というニーズに答えることが出来る。
そのニーズは映画の撮影かもしれないし、旅行会社が1年単位で借り上げ小売り(1日単位とか)するかもしれない。それはやってみないとわからない。
まずは1島からやってみたらいいだろう。
過疎を逆手に取った商売である。

一方、原資を効率的に投資した100人以上の島は便利になっていき
島の人口はトータルで増えるだろう。
するとますます100人以上の島は便利に他は不便になっていき
よいサイクルで回り出すようになる。
村の財政が潤ってから他の島への投資とすればいい。

島のHPを見てみると国が、県が、援助してくださーい、という他力本願な記述が随所に見られる。
それだけ財政が逼迫している状態だと思う。
少ない原資を多くの島に投資するのはほぼ破綻していると思う。
選択と集中を実行して欲しい。

追伸。
さて新しい産業ではなにかないかな?と思ったところで出てきたのが、、、
「クロマグロ削減」で政府はマグロの養殖技術をどんどん推進していくとのこと。
日本でのマグロの養殖は1位沖縄、2位鹿児島。
ということで、マグロの養殖を基幹産業にしてはどうだろうか??
豊かな自然と大海原を逆に利用するのである。
トカラのマグロが島を救うのである。
マグロ産業でお金を得たらそのお金でBB環境を構築というのも悪くないが
マグロの養殖産業が推進できたら別にBB環境なくても島は発展していける。
BBがないと島が発展しない!ではなく島が発展すればBBは必要ない!である。

PS43

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コメント

PLCの伝送距離は100〜200mくらいので、ブロードバンド難民解消の手段にはなりません。光ファイバーなどと組み合わせるならともかく、PLC単独ではISDNはおろかADSLより短いのです。

PLCをすごいんだけどまだ普及してない夢の新技術のように勘違いして、アマ無線や電波天文学関係からの技術的見地に基づく反対意見を夢の新技術の普及を妨げる抵抗勢力とみなして、「てめーらがいるから普及しないんだよ!」というような意見多すぎますね。

まあこれから技術は進むでしょう。
ライト兄弟だって59秒しか飛行機飛ばせなかったし。
そのための実験場ですから。

すいません。
ようやく気がつきました。
ありがとうございます。

>夕霧さま
こっそり忍ばせておきました。
こっそりは大変だと思います。

十島村は利用エリアに入っていますか?

タイ通信大手、日本に進出 高速ネットを衛星で山間部に提供
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20080911AT1D0700910092008.html

利用エリア
http://www.ipstar.com/en/footprint_japan.htm

>匿名さん
衛星なら簡単そうですね。

2008年〜十島村のBB化計画の工事に携わっています。

>タマオさん
皆既日食対応ですね。
はやくブロードバンド化するといいなー
結局どういう方法になったんですかね??

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