2005年05月19日

特定外来生物,釣り大会開催時の注意点

環境省から釣り大会開催時の注意点が発表されました。

特定外来生物を釣ることはできるの? (釣り大会開催時の注意点)

■特定外来生物に指定されていても、釣りをすることはできます。禁止されることは、例えば釣った魚を持って帰って飼うこと、移動させて放流することです。したがって、釣った特定外来生物をその場で放す「キャッチアンドリリース」は問題ありません。また、釣った特定外来生物をその場で締めた上で、持ち帰って食べることも問題ありません。

■なお、都道府県によっては、条例により外来生物のキャッチアンドリリースを禁止している場合もありますので、ご注意ください。

■特定外来生物(特にオオクチバス)の釣り大会については、外来生物法施行後も引き続き行うことができますが、その際には次のとおりの注意が必要です。


■釣り大会開催時の注意点■
■問題ない行為■
釣った河川・湖沼の河岸・湖岸に隣接する道路に至らない範囲での生きたオオクチバスの運び移しは問題ありません(河岸・湖岸隣接道路に至らなければ、公園、マリーナ、漁港(漁港内の道路は漁港の一部と考えます)等での取扱いも同様です)。
釣った河川・湖沼に戻すか殺処分することが明らかな状況で、数時間生きたオオクチバスを取り扱うことは問題ありません。
釣り人が、大会主催者に検量のためにオオクチバスを一旦預け、検量後直ちに返却してもらうなど、当該釣り人が当該特定外来生物の「事実上の支配」を継続していると認められる場合は問題ありません。

■外来生物法に違反するため対応が必要な行為■
○行為の内容
□必要な対応

○釣り大会で釣ったオオクチバスを、釣り大会後もリリースせず、生きたまま取り扱う
□釣ったオオクチバスは、釣り大会終了までにリリースするか、殺処分する

○釣ったオオクチバスを、生きたまま釣った河川・湖沼以外の河川・湖沼に運び移す
□釣ったオオクチバスを生きたまま運び移す場合は、釣ったのと同一湖沼若しくは釣ったのと同一性・一体性のある河川水域又はそれぞれに隣接する陸地の範囲で行う

○釣ったオオクチバスを、釣った河川・湖沼に隣接する湖沼周回道路等を経て検量所に生きたまま運び移す 釣り大会を、複数の湖沼や、河川の一定水域と言えない範囲で開催し、当該開催地内で釣ったオオクチバスを生きたまま運び移す
□釣り大会の開催は、同一湖沼又は河川の一定水域に限って行う

○釣ったオオクチバスを、生きたまま釣った河川・湖沼以外の河川・湖沼で放つ
□キャッチアンドリリースは、釣ったのと同一湖沼若しくは釣ったのと同一性・一体性のある河川水域又はそれぞれに隣接する陸地から行う

○検量のため、生きたオオクチバスを他者に引き渡す(例:釣ったオオクチバスを大会主催者が検量するために、釣り人が長時間当該オオクチバスを大会主催者に預ける)
□検量は、釣り人自ら行うか、釣り人の「事実上の支配」を維持した上で大会主催者が行う

○検量された生きたオオクチバスを、大会主催者(釣り人以外)が釣った河川・湖沼に放つ
□キャッチアンドリリースは、釣り人自ら行う

さて、この発表を受けて現場ではどういう風に対応するのかなぁ?
たとえば、釣れないクンのおかっぱり大会では「車でどこまでも移動可能」というのは
ひっかかりそうです。
しかし、霞水系(ため池は除く)でつながっているところであれば、たとえ利根川の上流部でも
常陸利根川でリリースするのはOKであろうと思われます。
もっとも「検量後は釣った場所にリリースしにいくこと」という条件でやれば
「車でどこまでも移動可能」もありですが。

主眼を置いているのは「釣った人間が主体性を持って魚を支配しているか?」ということです。
そして「同一性の水域に戻したか?」であります。
WEBには道路という条件しか書かれていませんが、水路も立派な道なので
(いや、湖沼周回道路等の等が水路、空路を指すか、、、)

一番の玉虫色の解釈は「同一性・一体性のある河川水域」であろうと思われます。
さらに
「釣り大会の開催は、同一湖沼又は河川の一定水域に限って行う」
なんていうのも人によって解釈が違います。
極端な話、50Hz地域と60Hz地域の2つしか水域はない。
ともいえるし、鰐川と北浦は別の水域だ、とも言える。

つまりこれから釣り雑誌やメディア、団体がやらないといけないのは
水系MAP作りであります。
ようするに霞水系ってどこからどこまでよ?ってことです。
この共通認識を作りましょうということで。
先に作って広めてしまえば、北浦と鰐川は別の水域だ!と主張するバカを止められます。

考え方としてはこんな具合です。
上流部は地図上に載っているところまでOK(源泉までバスは登れない),下流部は河口までOK(汽水域までバスは生きられる、海では生きられない)。
その範囲でつながっているところを塗っていくと、エリアが分かるのではないでしょうか?
まずは大きな川からやっていくとわかるでしょう。がんばれ!>雑誌社
そして水系マップをつけて全国に配布すると、それがスタンダードになります。
環境省も採用せざるえないでしょう。
放っておくと「琵琶湖の北湖と南湖は別水系」なんていう主張がとおりかねません。
#まあ一応、琵琶湖も作っておきましょうよ。
水系マップ作成が今後のバス業界の運命を左右すると思います。
北は北方領土から南は南鳥島まで2006シーズンを目標に
まずは関東地区から、関西、九州、東北、東海、北陸、中国、四国、北海道、沖縄。
#全部網羅したかな?
がんばってくださいね!水系マップを制するものがバス業界を制すと思います。

Posted by funa at 2005年05月19日 09:48 | トラックバック
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