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死屍累々の第15 回親子体験釣り教室

日本全国227人のファンのみなさまこんにちは
昨日は強風中止でした、ふなです。

第15回親子体験釣り教室が8/5 浦安の吉野屋さんで開催されました。
ターゲットはキスです。
凍らせたペットボトル2L2本と板氷をクーラーに入れ、途中のコンビニで
朝食と昼食を買い込み出発、車内DVDでキス釣り番組を録画した
ものを流して直前まで勉強。
というか、30分番組を見終わる前には到着したんですけどね。

現場では大量にスタッフが動因され、おそらく200名くらいの
参加者に対応していました。

ゲストは多彩で文ちゃんこと石川文菜ちゃんとか大仁田厚さんとか
あと拡声器の調子が悪くて名前が聞き取れませんでしたが
釣りガール何名かと、釣りしたい!番組の方とか
※すいません、釣りメディアに興味があまりないので人物名がわかりません

開会式の挨拶が長くて子供は飽きてます。特に海上保安庁!長い、15分くらい
喋っている。東西線の高架下なので、1−2分に1本電車が通る、そりゃそうだ
通勤ラッシュ時間だもの。そのたびに話が中断とか。

8時出航予定が延びて8:30頃出航、だけど
結構風吹いているよ。

旧江戸までは良かった、浦安に出ると、兎が飛びまくりで、風速13−16mらしい。
強引に出航、だけど遅い。こんなにトロトロ走っていて大丈夫か?
波はかぶる、子供はキャビンに移動できない。
9:30頃航程の4分の1くらいで中止が決定。
そこから全速で帰港。

揺られていたのは30分くらいかな。
桟橋に横たわる死屍累々。
帰港後、抽選会を行って解散。11:00頃かな?
いやー、残念でした。

じゃあまた!強風!強風!

で、終わったら普通の人。臭いものに蓋するつもりはない。
とんでもない問題をはらんでいます。

今回は夏休みを利用した親子で初体験の親子も多かったのです。
最初の釣り体験がこれでは次世代釣りファンは育ちません。
育たないどころの騒ぎでもない。

そもそも前日の時点で、明日は強風という予報が出ていた。
当日も強風は朝から吹いていた。
浦安マリーナの出航禁止ツィートは前日から出ていた。
でも、無理矢理強行した。
これは船長として判断が誤りです。
主催者としても誤り。
前日に中止、遅くても当日早朝に中止を決定すべきものです。

そもそもの目的を忘れるとこうなります。
イベント開催にだけ、目が行くとこういう結末かな。
私は荒天のイベントは経験がないわけではありません。
何年か前のオーシャンドミネータージギング大会は
荒天の中開催されました。
こんな天気でやるのかよ、っていう感じ、今回よりひどかったと思います。
でも魚は釣れましたけどね。
渡辺釣り船から出航した大会でした。

でも、次回も参加しようと思ったのは、過去に経験があり
今回だけ荒天だったから、、というのがわかるからです。

しかし、今回は初心者の多いイベントです。
大荒れの海でものすごいゆれで、船酔い者続出。
「もう釣りなんてイヤダー!!」とずっと絶叫している子供がいました。
もう彼は二度と釣りには興味をしめさないでしょう。
平日ということもあって、おかあさんが引率に来ている親子が多かったです。
「ずっとこんな感じなんですか?え?1時間以上もこれ?」とか
二度とその親子が釣りをすることもないでしょう。
これが釣りの経験のすべてなのですから。

永井さんのブログに「ほとんどが貸し竿の初心者」とありました。
http://nagai-madai.cocolog-nifty.com/blog/2014/08/post-0c94.html
のんきに打ち上げやっている画像もあります。
なぜ笑顔で打ち上げが出来るのか理解に苦しみます。

みやさん
http://blog.livedoor.jp/daiwamiya/archives/65668361.html
こういうの「も」船釣り

「も」っていうのは経験がある中での1つをさします。
これしか経験がない初心者は これいうの「が」船釣り なのです。

やっぱり参加した有名人ですら問題の大きさに気が付いていないのか
気が付いているけど、見なかったことにしているのか。
自分の力では何も出来ないのか、、、


本来の目的は次世代の釣りファンを育てることです。
このイベントでは約200名の釣りファンを失いました。
今回初めてだった彼らが将来、釣りすることはないでしょう。
なぜなら釣りとは辛く厳しく2度とやるか!ということを覚えて帰ったからです。
協賛メーカーは彼らに将来の消費者となって欲しくて協力したはずです。
まったく逆の結果になってしまいました。

釣りをしない親に育った彼らの子供が釣りを親から薦められる事は
ありません。これが高度成長期の子供がいっぱい生まれて来る時代なら
「次で挽回すればいいや」で終わります。
しかし、この少子化の時代、貴重な200名の子供たちを消費者に
育てることが出来なかったのです。
これは業界として大変大きな損失となります。
単なるイベント失敗ではありません。むしろ妨害です。
彼らは将来、釣り業界にお金を落とすことはありません。
釣りにそっぽを向いて生きていきます。
この少子化の時代にファン獲得を失敗したどころか
大きなマイナスダメージを与えたのです。
自分たちで自分の首を絞めました。
相当なアフターケアを行わないとこのダメージは回復できないと思います。
成人のイベント失敗とは意味が違います。

船宿にとっても大きなマイナスです。
そもそも船宿のビジネスモデルは
各船宿で予約方式、席のとり方の方式などが
違いますので、初めての船宿のやりかたを覚えれば
他の船宿の方式を覚えるのが面倒なので、
ずっと船宿を変えない、という期待が出来る囲い込みのビジネスモデルです。
今回の200名はこの船宿を定宿にするかもしれない
チャンスでした。参加したということは、この船宿に出航時間までに
来ることができるお客さんだからです。
その船宿が200人ものお客さんを逃したのは、致命傷です。
二度とこの船宿を使わないでしょう。
船長の判断が駄目だから、と思います。
抽選会では浦安市、船橋市から参加の人がかなり多かったと思います。
多くの顧客を失いました。
この開催の船宿となることで、顧客を確保してきた船宿さんですから
そのダメージはわかるでしょう。

子供のトラウマはそう簡単には消えません。
私の経験からすると、10年は消えません。
小学校の頃に経験したトラウマは気が付くのに10年、
克服に5年かかりました。

自分の中で初めての経験が悲惨だったために今はやっていないことを
考えてみました。
「卓球」、、、親戚の家に卓球台があり、初めてでズタボロに負け、二度とやらなかった。
「ピアノ」、、赤バイエルから初めたので楽しくなかった。
「サッカー」、ヘディングの練習でボールが顔面に当たり、二度とやるかと思った
「野球」、、、初めてでキャッチャーをやり、ミットをバットで殴られたのに「打撃妨害」と言われた
「酒」、、、、たぶん、吐くまで飲んだと思う。二度と、、リハビリ15年かかった。
「パチンコ」、全財産6000円が一瞬で消えた。二度と、、、
「競馬」、、、10レースで一度も当たらず、、、もうコリゴリ
「習字」、、、教室で先生に怒られる、、嫌だと思った

この経験がなかったらその業界にお金を落としていたかもね。
だからフットサルすら誘われても断ります、草野球もね。
何が楽しいのかわからん。酒やパチンコも同じ。

いやー、そんなこと言っても親が釣り好きなら
チャンスあるでしょ、と思っているかもしれません。

実は父親は山登り好き、エベレストにも登頂したし、70過ぎても
山登りを楽しんでいるが、私自信はまったく興味がない。

「山登り」、、、小さい頃に山道を引きずられて、しんどい思いしかない

大人にとっては短い距離でも子供には遠い距離。
同じ目線で見てはいけない。
今回も同じ。大人目線、経験者目線だけでは駄目ですね。

親が釣り好きでも、子供には拒否されるのです。

初めての体験がいかに大事かわかると思います。

「釣り」、、、初めて連れて行ったもらった鏡川で魚(たぶんウグイ)が釣れた。

いい経験が最初にないと、その後その業界にお金を落とす消費者には
ならないことの証明です。ソースは俺なので、アレですが、、、

幸い、名簿は手元にあるのですから、将来にわたって追跡調査できますね。
いい経験をした組と悲惨な組と将来釣りファンに育ったかどうか
調査すれば面白いと思います。調べるまでもないけど。
そしてこの少子化時代に大勢の子供ファンを一瞬の判断ミスで失った
ことを自責すればいいと思います。

じゃあ、どうすればよかったか。


最善は、前日キャンセルで中止を案内。これなら少なくても悪い体験には
ならかったろうと思います。
その次、当日キャンセル出航しない。これもギリギリ大丈夫かな。
どうしてもやるなら、お台場でハゼ釣りに変更。
到着しても死屍累々だと思うが、横で釣りをしている風景は見せられる。
あそこなら荒れないし。

スケジュール:
予備日を通常より多い2−3日候補をあげておく。
定休日を利用して行うと思うので毎週その辺で。

キャンセル後の対応:
目的は次世代の釣りファンを育てることなので
返金して、仕掛けとオモリ回収して終わりというのは
出航しない時のキャンセルとしてはいいが
出航して、健康被害も出ているのに何もなしというのは
意味がない。1日無料券か半額割引券を出せば、天候のいい日を選んで
いい釣り体験を出来るチャンスがあったと思う。
その後の対応がまずいのは確か。

いづれにせよ、普通のイベント失敗以上にケアが
大事であることを自覚して欲しい。

初めては2度ないのである。
結婚式の欠席欄に「次回は必ず出席する」と書いてあるのと同じだ。
最初に悪い印象をつければ、倍以上の楽しい思い出にしてあげないとね。
同じ浦安のディズニーは失敗のときは挽回のチャンスということが
徹底されている。風船を飛ばした時の対応なんかも参考になるでしょう。

個人的には会社休んで有給使って、子供に不快な思いだけさせた、という
結果しか残せなかったからなぁ。
うちの子供は船酔いしなかったが、、、
30分揺られて上陸しても「まだ体が揺れている」とか言っていたので
そうとうきついと思います。
うーん、どっかのタイミングで浅八丸とか乗るかな。
パパの威厳を見せ付けられることできなかったし。
ただ、大人も子供も同じ料金なのかよ、、、
うーむむむ。

     

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