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ひまわり作戦

ひまわり作戦とは

http://www.ntv.co.jp/FERC/research/20001203/f1045.html
あたりを見てください。
「セシウム137を根に、ストロンチウム90を花に蓄積する」ということで
放射性物質に対して高い効果を生みます。

またテレビでも紹介されましたね。

JAXAや高校生が実験していますが、
水分のある土地に種を巻いて、水かけて発芽するか、とか
そんな条件のいい土地は少ないんじゃないの?と突っ込みを入れる環境でやっており
ちょっとデータとしては「優秀すぎる結果」になると思います。
#結果ありきの実験はちょっと、、、


方法としては汚染された土地にひまわりを植え、花が咲いたら
刈り取り(抜く)、焼却して埋めるのです。
焼却灰には高い放射能が含まれているので、どうやってどこに埋めるか考えないといけませんが。

この方法のことを「ファイトレメディエーション」といいます。

だからと言って、今すぐ何万本、何百万本のひまわりの種をまくわけにはいけません。
まずはプロトタイプの実験です。
ThinkBIG、StartSmall、ScaleFastですよ。

さらに、放射線量の高い地域では地面に植える行為そのものが被爆の確率を高めます。
そこで!!!
それらの問題を一気に解決
この方法は
1、手で植えるより100倍から1000倍の効率がいい
2、土壌を触らないので被爆の危険がない
3、安くて簡単な方法

これの基礎となる実験をしたいと思います。

考え方は次の通りです。

ひまわりの種を植物性のスポンジで包み、水分を含ませて撒きます。
ひまわりの発芽の条件は気温20度以上、水分がある、で1週間後ですから
これで発芽するはずです。
これを汚染された土壌に車で走りながらでいいので、撒くわけです。
短時間で、広範囲に撒けます。
節分の豆まきのような要領です。

この計画のキモはスポンジの大きさです。
大きすぎるとスポンジが無駄になり、小さすぎると発芽しません。
最適な大きさを求める必要があるのです。

その実験を行いたいと思います。

用意するもの

セルローススポンジ、ひまわりの種、保水材セルローススポンジ、ひまわりの種、保水材
スポンジは必ず「植物性スポンジ」を使用します。
一般的にスポンジと言ってしまうとポリウレタン製のスポンジを想像してしまうのですが
これは分解されないためゴミになり、環境によろしくありません。
かならず植物性のスポンジを使用します。

植物性のスポンジに限る植物性のスポンジに限る
セルローズと書いてあればOKです。

この植物性のスポンジが硝化バクテリアで分解されることは身をもって
体験しています。

http://ftvjapan.ddo.jp/2007/11/post_362.htmlセルローズスポンジを水槽にセット
http://ftvjapan.ddo.jp/2008/04/post_448.html半年後見たらなくなっている
いやー、いろんな経験が役に立つものです。
好気バクテリアがスポンジを分解します。
環境にやさしいのー

セルローズを切るセルローズを切る
どっかで見たことのある絵だ。
http://ftvjapan.ddo.jp/2007/11/post_357.htmlあ、この時だ。
なんかセルローズスポンジを切るのがライフワークになりそう。


種をはさむ種をはさむ
スポンジに種をはさむ。

発芽率は75%以上発芽率は75%以上
種の発芽率は75%以上、計算上75%とします。
実際には、撒かれる条件が悪くなるので50%くらいまで落ちるのではないか?と
予想しています。


4個づつ3種類作成4個づつ3種類作成
スポンジを3つの大きさ+4つづつ作りました。
4つのうち3つ以上発芽する計算です。

倍の8個にした倍の8個にした
精度を上げるために2倍の8個作りました。
本当はもっと沢山作るといいのでしょうが、精度はまあ置いといて。
1つ目は1cm立方程度
2つ目は2cm立方程度
3つ目は4cm立方程度
となっています。
おっと、単位がおかしい。
1x1x1と
1x1x2と
1x1x4の3種類です。

願わくば1cm立方で全員発芽してくれると
とても効率がいいな

袋に入れて保水剤を絡ませ袋に入れて保水剤を絡ませ
保水材を混ぜます。
スポンジだけでは保水力に不安がありますので、保水材を使います。
もともと園芸用ですので、これも撒いてよかろう、と判断したものです。

ベランダに放置ベランダに放置
土壌に撒きません。
そんないい条件では発芽して当たり前になります。
もっとも厳しい環境のそれこそ瓦礫の上にも撒く想定をしています。

これで1週間後には結果が出ます。
水は与えません。雨は降るかもしれませんが、、、あくまでも発芽の実験ですので。

さて、今後の予定です。
私が中心になるかどうかは置いといて、
スポンジメーカ、種メーカ、保水材メーカに協力をお願いしようかと思います。
それこそ、作成マニュアルを作ってみなさんで、このスポンジひまわりを作ってください。
撒きに行きます!とやってもいいのですが、、、メーカに何の利益もありません。
タダで提供させてもリターンをどうするか?を考えないといけませんから。
手作業では品質にバラツキが出てきます。

ここがJAXAや高校生が考えないビジネスの話です。
いや、私が儲けようというのではなく。
WIN−WINのモデルを構築できるのは私だけ、といいたいのです。
このままJAXAや高校生にやらせたら、スポンジ買うお金の募金、種の募集、
スポンジを切るボランティア募集、撒く人募集、経費募金、と全然進まない計画になるでしょう。

現実的な数字の話でいうと、おそらく被災地域に咲くひまわりは1億本と仮定して
発芽率50%まで低下すると考えても、2億個のサイコロスポンジが必要になります。
2億個を手作業で切るというのはほぼ不可能です。
また、加工工場に頼むにしても2億個を無料で作成してくれ、というのは無理があるでしょう。

そこで、この商品化の提案をメーカにします。
サイコロスポンジひまわりの種(保水材混入版)を20個100円とかで販売してもらいます。
2億個撒くということは10億個くらい出荷できるということです。
私が提供できるのは商品の規格です。企画でもあります。

商品化することにより品質のばらつきをなくせます。
それを大量購入して現地に撒くということが可能になります。
2億個ですが、1日1人で10万個は撒けるでしょう。
1時間に1万個、1秒に3個、1つかみ10個として3秒に1回、巻くだけ。
延べ100人で20日で撒き切れます。かなり現実的でしょう?

もちろんこれは来年の話です。
今年は現地で撒いたひまわりがどのくらい吸収するのか?のデータ取りの年になると思います。
冬までに生産を開始すれば、春には間に合いますね。

という壮大な計画の第一歩というわけです。
ひまわり作戦、成功するでしょうか?

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» ひまわり作戦パート2 from ふなブログ
前回のひまわり作戦で植物性スポンジにひまわりの種をはさんで 発芽するかどうか放置してみました。 その結果、、、 スポンジ作戦失敗 カラカラ〜、とスポンジが... [詳しくはこちら]

コメント

効果があるなら東電にやらせ
たいです!!
全社員総出でやれば簡単にで
きるのでは??(^0^)

私もひまわり植えようかと思ったんですが
焼却する場所もなければ灰を破棄する方法もないので
諦めました。
でも畑があるわけではないんですが A^_^;;;

ロシアではひまわり畑がいっぱいですが
まさかひまわり油作って輸出とか
してないですよねー(爆)

>omikeさん
東電がやれば簡単だと思います。
そのモデル作りをしたいと
思っています。
成功するかなー??

>みもさん
刈り取りは放置しててもいいんですよね。
実はひまわり作戦をするには
種がおそらく足りないと思います。
今年は種を取る年!と思って植えましょう!

私も出来る範囲でひまわりを栽培しています。
茨城の日立在住です。
4/20に種をまいて25日に発芽しました。

汚染地域に植えられるようにポットで
栽培しています。
ひまわり作戦、私も参加したいです。
商品化が難しい場合は連絡してください。

宜しくお願いいたします。

>マルモさん
がんばってよい規格を出しますよ。
確実に発芽して簡単にまける方法を開発します。
しかし、ダイソーのものだけで出来そうな予感、、、

人間の為に咲いて焼却させられるひまわりの花はさぞ綺麗だろうな

>匿名さん
人の手によって創られたものは
人の手で処理しましょう!

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