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鈴清丸でカツオ釣り(相模湾)

シルバーウィークの最終日にカツオ釣らないか?と前日急なお誘いを受けまして
分解してあったリールを急きょ組み立てて出発です。4時集合というので
船釣りの朝は早い、2:00起床2:10出発
3:45到着したら、、、もう出発です!
出港だぁ!船上でイワシ餌を買うのです。
仕立てで5人乗り、イワシ餌は1杯3000円、5杯買って、餌代3000円なりー
しかしイワシが小さい小さい5cm−7cmくらい。
9月6日の相模湾で見たサイズだ。

朝焼け朝焼け
5時ころかな。
イワシ船のライトがまぶしい。
携帯を車に忘れてきたので、正確な時間はわからんが5時ころ出発。

鳥山を見つけるも、カツオではなかったり、、途中でトビウオが飛ぶのを見たり、カジキマグロがはねているのを見たり、、で、ある船団を発見。
面白いのは船の形をみて、何を釣っているかわかる、ということでした。
へーへー。さすが漁師。

近づくと放水してカツオを揚げています。
隣につけて放水とイワシ餌をまきます。
するとカツオがわきます。
それを釣るのだ。用意した針はヒラマサの13号と11号。ハリスは10号と12号。
が、でかすぎるらしい。そりゃそうだ。イワシが5cmだから針がでかい。
で、いい針がないかなーと思って探したらアシストフック用の針がありました。
まあなくても船長がくれるんだけど、これもごついし。
ラインは30LBのショックリーダーが一番細かった。
たぶん理想は20lbくらい5−6号がいいと思う。

針と糸針と糸
これが良い組み合わせでした。
といっても、針は大物に伸ばされると思うので、もう少し大きいのがいいでしょうね。

イワシ餌イワシ餌
イワシ餌、これで2杯分くらいかな

釣り方は簡単で、放水しているところにイワシを弱らせないように針付けして投げ込むと
糸がドカーンと出ていくのでベールを返してまき始める、あわせてはいけない、という釣り。
このイワシの針付けが曲者で、我々素人がやっても食わない。
イワシが死んじゃうのです。イワシが死ぬとヒットしない。
船長がやると6割ヒットする。
4割は餌だけ食われるとか、イワシが死んじゃうとか。
われわれがやると1割くらいしかヒットしない。
ぜんぜん効率が違う。

放水のところで、助手が一本釣りをやっている。
バケをつけた竿を水面に叩きつけて、左右に引くとカツオが釣れる、それを船内に放り込む。
10秒で1匹くらい釣れる。
足元がカツオだらけ。

我々もヒットする、船長は餌付け係り兼撒き餌担当。
ヒットしたら船尾に移動して取り込む。
船長に餌つけの列ができる(笑)

ボコボコカツオがわいている、ルアーでも釣れるんっじゃない?ってことで。
散水の中、外とかいろんなルアーを試すも無反応。
唯一、餌つけてもヒットしなかったので、回収のために巻いていた時にゴンとヒットした。
死んだイワシがルアーっぽかったのでしょう。

つーかメタルジグしか持っていかなかったのです。
グラスミノーのSSかSのイワシカラーがあればよかったと思う。
あとは弓角かな。

そんなフィーバーが2時間ほど続き
私も30本くらい釣りました。
メジマグロx2とシイラも混じりました。
カツオ30
メジ2(マグロの幼魚)
シイラ1


クーラー満タンクーラー満タン
船内の船倉にも左右で1000kgくらい釣れました。500本くらいでしょうか。
ほとんど助手のひっぱたきでしたね。
たぶん1位、助手、300本くらい
2位船長、100本くらい
残りの100本を5人が
30本30本、20本、10本10本くらいです。
10本しか釣ってなくてもクーラー満タンにカツオはもらえます。余ったカツオは市場に卸すらしい。
76リッターのクーラーを持って行ってよかった。
28本のカツオを持って帰りました。(約30本だろうなーと思ってました)
1本2kgくらいの大きさです。

10時に終了。餌でしか釣れなかったのでとっても不満でした。
11000円+イワシ餌3000円=14000
5人で仕立てだったので割高でした。6人なら11000円でした。

3枚おろし3枚おろし
近所のスーパーの鮮魚コーナーでおろしてもらいました。

2段目2段目
3段目3段目
カツオが3枚おろしになって帰ってきました。

これから奥さんの出番です。
あらかじめ、配布先を手配してもらい、12件のおうちに配ります。
4枚1袋(2匹分)で2kgくらいの重さがあります(笑)


配布先用配布先用
ジップロックの大に4枚入れて
配ります。
車のエアコンを最強に冷房にして14度とかで走ります。
子供が寒い!というのでひざかけを出してます。

カツオ刺身!カツオ刺身!
配ったあとは自分宅で食べます。
おいしい!子供はおいしいと、いっぱい食べました。
あとは明日にカツオの漬けにするための処理をしました。
#3枚におろしてあるので、皮をはいで血合いを取ったら節になります。

配布先の家庭から「タタキにしたよ」とメールが来ました。
200909231807000.jpg
おいしそうです!

こんなあまり釣れなくてもおかずと近所に配布ができるのはいいのかなーと思いましたが
不満があります。
いっぱい釣れたのに不満です。
1つは餌でしか釣れなかった点。ルアーで釣りたいですね。
 まあ、工夫するための道具を持っていかないといけないですね。
2つはキャッシュフローがおかしいんじゃないか??です。
 仕立て船ですから船を借りきっているわけです。
 餌のイワシを使って魚を釣るわけですが、余ったカツオを市場におろし、その金は??
 1700kgくらい釣った例もあります。で、せいぜい200kg持って帰っても1500kgは売っているわけです。
3つは早あがり
 仕立てですから客がもういいよ、と言って早上がりするのはいいと思いますが
 船にもう魚が入らないから終わり、というのはちょっと違うと思います。
 

まあ今回は俺と幹事と船長のクッションがあるわけで、事前にどういう予約をしているかわからないので
不満があったのだろうと思っています。
ただし、釣果は抜群です。なんといっても漁師ですから。
漁師の船と遊漁船の差はあります。今回それをすごく感じました。例の9月6日の激渋の日もすごい釣果をだしてます。
漁師は結果重視です。実際釣らせて、クーラー満タンのカツオで帰らせる。結果を重視します。釣れなかった人にもクーラーいっぱいの魚です。
遊漁船はプロセス重視です。客の釣る楽しみをサポートすることを重視します。
ルアー船なら魚をヒットさせることです。それがサバでもイナダでもシーバスでもいいじゃないか、ですね。

ルアー船でクーラー満タンが最高ですが(笑)そうはいかないのが釣りですね。
あるWEBにこう書いてありました。
「釣りほど行く前と行ったあとでテンションが違う趣味はない」と。
ということで、またしても船宿の奥深さを感じたのでした。
漁師系より遊魚船系が俺には向いているかなー。

たとえばたいぞう丸

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コメント

オチがブラックですぅ(笑)
自分は釣りの行きと帰りとでテンションが変わらない数少ない釣り師です、いやもはや釣り師と呼べないかも。
自分はお魚を釣るのが主目的ではありますが海に向かって竿を出している時間…そのものを求めているのだと思います。
それを痛感させられたのが外房での地磯釣り。
40cm級のメジナが釣れると意気込んでいきましたが潮具合も釣り場も悪く海タナゴがパラパラ釣れただけ・・・。でもきれいな海、心地よい風、潮の香り・・・すべてが自分をリラックスさせてくれ、気がついたら立ちっぱなしで9時間竿を握ってました(笑)
これってふなさんのいうプロセスとは少し違うかもしれませんが第一歩ではあると思っています♪

>マッキーさま
そうですね、
竿を出すだけで満足というのもあります。
ヒメマスだったかな?
5日間釣行して0匹とか
そういう釣りもあるとか
釣れないときはいろいろ工夫するのが良い刺激になると思います。

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