いつも見ているhideupのページで軽いラバージグの「カルラバ」が紹介されていた。
大きさは従来どおりだが2−3gのラバージグだそうだ。
今は2008年、さてそれを去ること7年前。
すでに私は軽いラバージグを開発して実績を作っていたのだwww
つーことで、以下の動画は2001年の物。
6分過ぎに私が釣るバスはラバージグ、という表示になっているが
じつはダウンショットのシンカーが見える。
実際、アイデア自信はもっと前からあったが、形にして実釣したのはこの年が最初かな?
つーことでダウンショットで軽いラバージグを作っていたのだ。
もちろんこれはコンセプトプロトタイプで、プロダクトプロトタイプではない。
量産するには販路が無かったからあきらめた。
そのあとも大会等で使ってよい成績を上げたのは内緒(すぅいーくれっと)である。
でも、まあ公開しちゃおう。もうバスの大会に出ることはないだろうからシークレットを公開してしまうのだ。
考え方(コンセプト)
もともとラバージグは欠陥ルアーだと思っていた。
使っていたのだが、バレルことが多かった。
そこで、欠陥のないラバージグを作ろう!という考えから出発した。
そもそもラバージグとはなんぞや?という問題解決の手法をそのころから試していた。
ラバージグとは、フックにシンカーがドッキングしたもので、ラバーと呼ばれるフレアスカートを巻いている。
これが水中で変化を起こし、バスにアピールする。
キャスト時にはシンカー部分は大いに役に立つのだが、フッキング後、このシンカーが邪魔者になる。
簡単な実験をして欲しいのだが、
封筒に従来のラバージグをフッキングさせ、思いっきり左右に振ってほしい。
きっと、重さと遠心力で封筒は破れ、ラバジは外れるはずだ。これがバレの原理。
これが、フックのみでやると、封筒は破れない。
つまりバレにくくなる、という方法だった。
確かその頃、フックとシンカーが外れるラバジだったかスピナーベイトもあったように思える、考え方は同じみたいだ。
バレ対策のラバジは2種類考えた。
1つは「ささる君」と呼んでいた、細軸のフックを使い、確実にフッキングさせること。
ジグヘッドモールドに書かれている大きさ別の対応フックを2番手下げるのだ。
3/8oz なら 1/0 とか書いてあるがこれを 2 のフックを使うということ。
これは良く釣れたラバジだった。まあ根がかりしても12lb以上のラインならフックが曲がって回収できた。
もちろんキーパーからキッカー用であり、池原とかの60UPには使えない。たぶんフックが曲がる。
完全霞水系トーナメント仕様のラバージグだった。
2つは「プラヘッド」と呼んでいた軽いラバージグ。
ジグヘッドの鉛の変わりにプラスチックを使うのだが、そのころはプラスチック成型技術もお金もなかった。
そこで思いついたのが「ホットボンド」である。グルーガンとか呼ばれている
これをジグヘッドモールドに注入してプラスチックのジグヘッドを作ったのである。
ラバジの鉛の部分をプラスチックで作り、下にダウンショットをつけることで、この問題を解決した。
もっとも、ラバジからシンカー部分のラインの通り道はまだ溝とか作ってなかったので無かった。
ジグヘッドのモールドは市販のものを使っていたのでヘッドの水中姿勢は気に食わない。
しり上がりになるのでね。
結局、キリとか小さいドリルで穴を開け、ラインを通すところを確保した。
ジグヘッドのアイからヘッドの下に向かって穴をあけたのだ。
この成型は難しそうだね。グルーだからドリルで穴開けると摩擦熱で穴の周りが溶け出すの(笑)
しかも夏は熱で溶けてくるし、グルーは辛かったなー。プラスチックが羨ましかった。
つーことで、製品のカルラバ。普通にノーシンカーっぽく使っているけど
たぶん劇的に釣れるのはダウンショットでの使用でしょう。
私も最初はノーシンカーぽく4インチグラブをトレーラーに使っていたけど遅すぎ。
トーナメントじゃもっとスピードや飛距離が要求されるし
普通にダウンショットでベイトロッドでの使用があたりまえになると思いますよ。
ちなみにビデオのポイントはオダが入っているところで普通にラバジを使うと根がかりします。
オダの上にラバジを遠し、最悪シンカーが引っかかってもラバジにバイトさせれば魚は取れるよ!という
作戦でしたので、まさに冬の釣りにピッタリですね。
コンセプト通りでのイメージが出来た釣りでした。ビデオに納められたのはこれが後からかな?
フックメーカとかスポンサーが付いていればこれを7年前に製品化できたのでしょうが、
残念ながらスポンサーはいませんでしたので、、、儲けそこねましたね!>メーカ。
最後に同時期に考えたけどプロトタイプ化も出来なかった幻のラバジも発表してしまいたいと思います。
それは、、、「浮くラバジ」
ラバジはボトムでしか使えないって誰が決めた?ってルアーであります。
アプローチ方法はいろいろあるぞ!がんばって挑戦してみよう!
って思ったら、良く考えたら作った、発泡スチロール球にフックを通して白い色がいやで
黒くマジックで塗ったら球が溶けたんだった(笑)
いやその前に接着剤を塗ったら発泡スチロールが溶けたんだった。そのころスチノリの存在を知らなかったんだと思う。早々に挫折したような(笑)
よく実験しているなー俺!