底面フィルター+スキマーの作成
底面フィルターにプロティンスキマーを付けたらいいんじゃないか?と思いつつ
実行に移せなかったんですが、ついに自作することにしました。
今日は長いよーーー
考えを全部書いてしまうから。
もともとエビ飼育において、一番の問題は糞の処理です。
以前に「エビの糞だけを取り除いてやればろ過装置はもっと小型化できるはず」という仮説を立てていました。
最近PSAというビジネス上の問題解決方法を知ったので(概略だけです)これを
エビ飼育の問題にあてはめてみようと、思って考えました。
すると、、、「エビ飼育にソイル(床砂)は不要」という結論が出てきました。え?マジですか?
もともと、、ソイルや床砂はなんのためにあるのか?というところから出発して
ソイルの役目は?フィルターをなぜ過剰ろ過にしないといけないのか?
たんぱく質ー>アンモニアー>亜硝酸体窒素ー>硝酸塩体窒素 のプロセス以外はないのか?
などなど、、本質を突き詰めていくと
ソイルは水を弱酸性と軟水に変える役目と共に、糞の残留物質ストック場所になっていることが判明。
たんぱく質が硝酸塩体窒素に変換される過程で、食物繊維のようなプロセスに現れない微細なゴミ(スレッジと呼ぶ)がソイルに溜まっていくことがわかっています。
ソイルの目が詰まると水道(みずみち、別名:バイパス)が出来、底面濾過のろ過の性能が急激に落ちます。
すると崩壊が始まるので、ソイルの寿命は1年くらいと言われるのは糞の残留物質が溜まるから。であります。
底面フィルターを使っている人は、空気ポンプのパワーを上げてみてください。
すると排水口からスレッジがバンバンでてきます。
ってことは、通常でもスレッジが多少排出され、ソイルに吸い込まれます。
どこかに詰まるまで循環します。そしてバイパスが作られます。
ピンと来た方は底面排出口の下に外部フィルターの給水口を持ってくるでしょう。
多少はスレッジが外部フィルターに吸われます。
水槽のガラス面に近いところにはスレッジが溜まっているのが見えます。
流れがゆるいからでしょうか?全体的にその程度まではスレッジが溜まっているのかもしれません。
このスレッジを取る事が出来たら、ソイルの寿命はもっと延びるはずです。
厚敷ソイルはこのスレッジの溜め込むエリアを広げてソイルの交換時期を延ばそうとする
方法だと思いました。
なので、理想はベアタンクに底面フィルターにプロティンスキマーが確実に崩壊レス(まではいかないかもしれないけど)な水槽になるはずです。水質を弱酸性にするにはPHのソフトのベーシックあたりを使えばいいと思う。
まあこれを証明するために、今度、その水槽をセットするのですが、
まずは!ソイル+底面+プロティンスキマーのセットで実験です。
ソイルを通過したスレッジが底面フィルターで集められて、水槽外に排出されるという仕組みです。
これでソイルの寿命が結構伸びるはず。
まえ置きが長いよ!!
さて作成です。
醤油さし、底面のパイプとジョイントプラ
穴を開ける
このくらいの大きさに
パイプにぴったりにする
ジョイントプラをねじ込む
頭にも付ける
頭部はこんな風になる
エアストーンはウッド
入らないので削る
入ったけど実験でいい泡が出なかった
100円ショップで買ったカッター
パイプの加工
穴を開ける
ここから水が抜けます。
透明な板
パイプの中心に入れる
泡の通り道と水の通り道を分ける
以前からプロティンスキマーの動作原理には疑問がありました。
どこから水が来て、どこへ抜けるのか?
なぜウッドストーンなのか?
それをショップの海水水槽を眺めていて、泡の出るほうから吸い込まれ、泡の出ないほうから抜ける、というのを
確認しました。
だったら、もっと明確にわけてあげればいいんじゃないか?ということで、
泡の通り道と水の通り道をプラ板で分けました。
これなら底面フィルターでも使えます。
全体像
エアパイプを配管
水槽にセット
コンパクトに出来ました
汚水はそのままトイレタンクへ
プロティンスキマーを見てもう1つの原理を発見しました。
天井の空気穴です。
大きすぎると、汚水が排出されません。表面張力が大きすぎるのです。穴が小さいから。
エアの圧力で汚水を押し出す必要があるので、天井の空気穴を作りそこに排気抵抗をつけて
汚水のパイプにも空気圧で押し出す必要があるとわかりました。勉強になるなー。
さて、これでソイルは薄く引いています。スレッジが通りやすいようにです。
あとはエビを入れるだけですが、まだどんなエビを入れるのか?決まってません。
とりあえず水を回しています。
アマゾニアですが、黄色く濁りませんでした。さっそくプロティンスキマーが活躍しているようです。
汚水をチェックしてないので黄色く濁ったか?なんて確認わすれました。
とりあえず流してしまう前に、海水水槽のプロティンスキマーのように汚水タンクを設置して確認しないと
いけませんね。
100円ショップでパスタケース買ってこよう。
もうソイルを1年でリセットが常識の時代は終わった、、、と来年くらいに言いたいですwww
いえるといいなー。
ベアタンクに底面+スキマーでPHのソフトなら崩壊レスのはずなので、これも実験しないと。
これはエビの糞をたんぱく質のうちに水槽外に排出する仕組みですから
アンモニアさえ発生は微量ー>ろ過は小型で良いー>崩壊しない(長期安定)
と良いこと尽くめのはずです。
水草は流木につけるかポットがメインになると思いますが。これも実験してみないとわかりません。
過剰ろ過にソイルの1年交換ってメーカーを喜ばすだけの方式は終わりにしたいな。
コメント
またまたチャレンジャーですね♪ よく色々と思いつきますね(^0^)
仕組みは自分には理解不能ですが、うまくいきますように(^^;)
投稿者: omike | 2007年11月27日
>omikeさま
座右の銘が「権威を疑え」ですからなんでも常識と思われているところさえ疑ってかかります。
すると本質が見えてきます。
同じシステムはディスカスやアロワナ水槽のように大型の糞をする魚の飼育にも最適だと思うんですけどねー
テレビのアナログ放送が終わる頃にはスタンダードになっているといいなー
投稿者: ふな | 2007年11月27日
すっごいですねー。究極の濾過システム,全国のエビラーの夢ですね。うまくいったら,売れるんじゃないですかね。
投稿者: シゲル | 2007年11月27日
>シゲルさま
全国のエビラーのみなさまに答えられるようにがんばりますww
究極ですねー。
NISSOあたりからコピー品が出そうだけどwww
投稿者: ふな | 2007年11月27日
淡水にプロスキですか♪
上手く行ったら特許モノの予感が(*^^)v
期待しています(^.^)
投稿者: 黄T | 2007年11月27日
>黄Tさま
うまくいきますかねー?
まだまだ実験ですwww
投稿者: ふな | 2007年11月27日
ふなさん。深いですねぇ。
途中あたりまではなんとかついていけましたが、
アクア歴の浅い私にはプロティンスキマーなる
ものが一体何なのかが分からず理解することを
断念してしまいました。
今からネットサーフィンで勉強してきます( ̄Λ ̄)ゞ
戻ってくる頃にはきっと・・・。
投稿者: たーし | 2007年11月27日
正直仮定の中でハテナ?の部分もあったのですが・・・忘れました。
やはり理屈じゃなくて実行ですね〜♪
ふなさんのこの行動力に感動ですぅ!
投稿者: マッキー | 2007年11月27日
>たーしさま
なんつーか、なんでもやってみないとわからないのですよねー
これで汚れが取れたらもうけものですwww
>マッキーさま
そうですね。疑問の部分もあると思います。それは実験の結果が出してくれると思うので
トライです!
投稿者: ふな | 2007年11月27日
プロティンスキマーって 海水やったことないので
何なのか知りませんでした。
ところで醤油挿しのフタに空いている
小さな空気抜きの穴は
そのままなのですか?
投稿者: みも | 2007年11月28日
>みもさま
海水では有名な装置ですね。
淡水で使わないのは泡の大きさです。細かい泡が出ないので、、
さてしょうゆさしの小さい穴ですが、、そのままですwww
ふさがないといけませんね!
投稿者: ふな | 2007年11月28日
しょうゆのやつはいいですね。
水槽など外観がオシャレになれるよう祈ってます。
投稿者: ve | 2010年07月17日
>veさん
水槽がおしゃれになるのはまだまだ先のようです。。。
投稿者: ふな | 2010年07月21日