サイクロンフィルター改造
さて、前回の実験から少し改良ポイントを発見。
それはサイクロンフィルターのキモ。
遠心力が弱いと思うのだ。
水槽用のサイクロンフィルターの難しさはこのエアーリフト方式である。
なぜなら、空気は上に、水流はまっすぐ、ゴミは下に、と3つも処理系がある。
エアーリフトではなく密封型だと、水流はまっすぐと、ゴミは下、と掃除機の原理とほぼ同じだ。
でもそれじゃあ、外部フィルターがデフォルトになってしまう。
エアーリフトにポン付けしたいので、どうしてもこの処理系等は外せない。
サイクロンフィルター
サイクロンフィルター
まず、変な水流が起こっていたのは、ゴミたまりがないからだと思って
ごみためをつけてみた。
材料
ゴミたまりをつけた
うーむあんまりかわらん
そこで、水流アップは内筒が必須ということで、
つけてみた。本当はもっと直径が広いほうがいい。
内筒をつける
スリットは空気抜き。
これでどうだ?
上のスピードが速くなった
ゴミが沈殿してく
うんうん、これはエアーリフトの空気量を増やしてみた、ゴミが出すぎでちょっと落とした。
考えてみれば、このスレッジゴミが底面の中に溜まっていたのである。
んで、ちょっとづつ、排出されて、またソイルに降り注ぐ、これがソイルが目詰まりするメカニズムじゃないか?と思った。
このゴミを別で取り除けば、ソイルはもっと長持ちするはずだ。
仮説は当たっているだろうか?どうかな??
エアーを全開にするとスレッジゴミがどばどば出るので
毎日、ちょっとづつエアー量を増やしている。
それでゴミが濾せるはずだ。
いい感じになってきたと思う。
最近、底面直結吸い込みをやめて全部エアーリフトにした。
これでサイクロンフィルターをつけておけばソイル長持ちのはずである。
さて、どうなるか、お楽しみだ!
俺の仮説は正しいのか?間違いか?
コメント
改良版ができましたね♪
徐々に処理能力が高くなって目的に近づいているような!?
底面濾過を止めてエアリフトだけで大丈夫ですか!?
投稿者: 黄T | 2007年08月03日
>黄Tさま
底面直結は物理濾過になってしまうのでエアリフトが良いようです。
底面エアーリフト+外部フィルターなので大丈夫だと思います
投稿者: ふな | 2007年08月04日
ダイソンの特許を侵してませんかぁ(^0^) なんだかすごい装置です♪
投稿者: omike | 2007年08月06日
>omikeさま
ダイソンの特許を調べると説明文に「風速」とか「吸気口」とか出てきます。
つまり空気を前提にしているのですが
それより他の会社で水を前提にしているサイクロンフィルター(工業用)があるので
そっちかもしれませんwwww
まあ、売り出しの際に考えるとしてwwww
今は実験!です。
投稿者: ふな | 2007年08月06日
スゴイですね。
構想も行動力も脱帽です。
特許チェックまで。
ソイルの長寿化と
製品化実現を期待します!
投稿者: nagi dad | 2007年08月06日
>nagi dadさま
アクアの世界は2歩くらい世の中と遅れているのです。
なので町の発明家みたいな(笑)人でも簡単に参入できたりしますwww
投稿者: ふな | 2007年08月06日
はじめまして!
ちょうど物理濾過で液体サイクロンをやってみたいなぁと思っていたところにちょうどこの記事を発見致しました。
100均の漏斗で同じように実験してうまく分離できるところまで行くことができなかったのでとても参考になります!
霧吹きとはいいアイデアですね。内筒で流速を高める改良とはすばらしいです。
その後、ゴミの取れ具合や集まり具合はいかがでしょうか。
エアリフトでもサイクロンに十分な流速が確保できるのですね。とても興味があります。
もしかするとウールマットの代替になるかも!?と個人的に思っています。
ほかのアクアな記事も楽しく拝見しています。
投稿者: いわりん | 2008年12月16日
>いわりん
はい、とても良い結果を出しました。
十分使えると思います。
まあもっと改良が必要だと思いますけど
投稿者: ふな | 2008年12月16日