マイクロバブルの実験パート1
5月の終わりにある番組を見た。
素敵な宇宙船地球号、で旧芝川再生プロジェクトだった。
その中で、マイクロバブルというキーワードが出てきた。
ひょっとしたら、アクアの世界にもマイクロバブルは有効なのではないか??と思ったのだ。
それで調べることにした。
現在、エアレーションと言えばエアーストーンに電磁ポンプでぶくぶくが主流ではないだろうか?
あるいは私のようにディフューザーを外部フィルターの排出口につけているか、そんなところだろう。
ぶくぶくの悪いところは空気が十分に溶ける前に水面に泡がはじけてしまうのだ。
そして飛沫でガラス蓋がぬれて汚れの原因になったりする。
ディフューザーはなかなか良く出来ている、ちゃんと少量ではあるがマイクロバブルらしきものが
水中を漂っているのだ。でも効率は悪い。
マイクロバブルは文字通り、マイクロのバブルなので水面で泡がはじけても水の飛沫が飛ばない。
水面に達するまでの時間が長いので溶存酸素量を増やすことが出来る。
そこで、、アクアの世界にもマイクロバブルを導入してみたら、溶存酸素量が増えれば
夏の時期でも酸欠でエビちゃんは死なないはずである。
さっそく、調べてみたのだが、どうも市販の装置は高い。40-70万円とかする。
さすがにそれは導入できない。
テレビで見た記憶を元に実験装置が出来ないか試してみた。
方法は2通りあるようだ。
1、ベンチュリー管を使う
2、高速せん断にする。
だったら、ベンチュリ管のあとに高速せん断すれば、効率よくない?ってことで
実験してみた。
目標は3000円以内で、2213とか外部フィルターの排出口にディフューザー以上の効果を出すこと
ベンチュリ管方式の空気吸い込みは一部のアクア用フィルターでも採用されているが
マイクロバブルとまではいってない。
なんでなんだろう??
どうも調べた結果、水圧がアクア用ポンプでは低すぎるらしいのだ。
まあいいや実験してみよう。
ベンチュリー管を作る
完成
実験!成功!
少量ではあるがマイクロバブルを確認した。ふーん、こういうことかぁ。
あとはこの排水を高速せん断すればいいんだよなー
これで代用できるかな?
材料
これも使ってみる
今回はコレで!
穴あけて
突っ込んで完成
ベンチュリ管後に高速せん断
接着
完成した
これでも一応はマイクロバブルを確認できたが空気の吸い込みが甘い
強制的にポンプで送り込まないと吸わない。
そこで、自然吸気を目指した。
自然吸気を目指す
失敗したwww
吸気口から水が噴射したのだ。全然負圧じゃなかった。
実験した結果、無理!ってわかった。
どっちかしか出来ないのだ。
高速せん断には高い水圧と円錐上の装置が必要なのだ
WEBページでも300mlのペットボトルでも実験できた、とある。
さらに小型化したかったがこれは大変だなー。
研究費をかけられないから、うーん、市販のマイクロバブル発生器を買おうかと思っていた。
ペット用の水道直結マイクロバブル発生器が2万円。40万円の市販品に比べると安い。
それでも高いし、エーハイムのポンプの圧力で動作するか、まったく不明。
それに2万円は高いな。ということで、さらに調べることにした。
ちなみに海水だともっとマイクロバブルは発生しやすい。
プロティンスキマーとか同じ方式でやっている。
しかしそのまま海水でやると潮ダレという現象になるらしい。
淡水でやることに意味があるのだ。
高速せん断はこの実験のように円錐状の容器の横から水を吹き込んで
竜巻状の高速せん断流を発生させているが、ペット用のマイクロバブル発生は
円錐状の容器に直線で水流を吹き込んで、その水流とプロペラみたいなもので
回転させているようだ。
この方式が採用できると楽なんだけどなー
ということで、そういう装置がないかさらに調べていった。
するとついに理化学用品に似たものがあると判明したのである。
明日のパート2につづく。
コメント
気泡病とかにならないのだろうか…
海産でマイクロバブルの効果は絶大であることは確認されていますね。
こちら広島では牡蠣の生産に大きく貢献できるとか。
投稿者: がるるぎちょ〜 | 2007年06月06日
>がるるぎちょ〜さま
魚では心配かもー
まあエビはOKのようです。
さて夏を無事に乗り切れるかな??
投稿者: ふな | 2007年06月07日